インドネシア・バリ島の巨竹打鳴アンサンブル〈ジェゴグ〉は、豊かな自然の恵みをあびて育った長大肉厚な竹をパイプオルガンさながらに配列し、これを叩いて大地の底からうねりとどろく迫力の超重低音から軽やかな高音まで五オクターブを奏でる巨竹打楽オーケストラです。
組頭・山城祥二は、ジェゴグの響きが人間の声や電子楽器など多様な響きを包みこみ魅力的に共生調和させる驚異の包容力をもつことを見出しました。この包容力を活かすために、バリ島伝統の四音階ジェゴグをもとに五音階ジェゴグを開発し、複数の音律を演奏可能とする楽器改造を実現。さらに最新の音響技術を導入して、超広帯域に拡がるジェゴグの響きのパワーアップに成功しました。
こうして、ジェゴグを核に、人間の声や電子楽器など多様な音を融合させる、これまでにない魅力あふれる「新しい音楽のかたち〈杰極(じぇごぐ)〉」が誕生したのです。
